ボランティア

 今月始めの三連休の中日に、台風19号で浸水被害のあった地元郡山市で災害ボランティア活動に参加した。三連休前の全国ニュースで、ボランティア不足を耳にし、東京にいる息子にも声をかけ、私と妻と息子の3人で参加した。

 

 参加して驚いたのは県外からのボランティア参加者が圧倒的に多いということだった。ざっと見積もって県外からの参加者8割、地元が2割といったところだ。地元のボランティアがもっといてもいいのではないだろうか。もう一つ特徴的だったのが、20代位の若者のボランティアが少なく、40代から60代位のミドル層が多いということだ。浸水した地域にある大学キャンパスがボランティアセンターとなっているのだが、大学生のボランティアはほとんど見られなかった。

 

 集まったボランティアは総勢150人~200人位であろうか。住民からの要請と住戸の大きさ等に応じて1チーム5人~10人程度のグループに分けられ、被災家屋に移動する。私は11人の大グループに振り分けられ、近くの被災した平家建て住宅の片づけ等を手伝った。

 水を吸った畳のなんと重いこと、大人4~5人で1枚の畳を運びだすような状況だった。

 居住者は足の不自由なおじいさんで、現在市営住宅に住んでいるが、外で様子を眺めながら恐縮していた。

 

 ボランティア活動の翌日はひどい筋肉痛であった。ボランティアは基本的に時間的に余裕がある時にやるものなので、無理をせず、今後も続けていくことが大事である。

 今回県外から多くのボランティアが応援に来ているということが分かり、県外で災害があったときには借りを返す必要があると感じている。