ラグビーワールドカップ

 日本代表チームの活躍により大いに盛り上がったラグビーワールドカップであるが、残すは3位決定戦と決勝の2試合を残すのみとなった。

 

 今回日本代表チームを見て感じたのは、これが未来の日本を示唆する一つのあり方ではないかということだ。

 メンバー31人中15人が外国出身選手という多国籍軍ながら、日本の国家を歌い、桜のジャージを身にまとい、ワンチームになり、前に突き進む。そこにはお互いを尊重し、理解する信頼関係がある。

 

 人口減少、少子高齢化、経済の弱体化等に直面し硬直化しているわが国にとって、外国人との融合は避けて通れない道だと思う。それには、対話と相互理解のための努力が必要で、外国人を利用するという意識ではなく、受け入れる外国人に対して自分たちが何をしてあげられるかがより重要になってくる。人種や文化の違いを超えワンチームになれば、日本の未来も決して暗いものばかりではない。