ゴールデンウィーク

 ゴールデンウイークになると、観光地や行楽地は賑わうが、私は渋滞や行列が好きではなく、基本的に自宅で過ごしている。この時期の過ごし方としては自分なりにこれで満足なのだが、家族はそうはいかない。せっかくの休みだからどこかに行こうとせっつかれ、結局1泊2日程度の小旅行にいくことになる。これが、ここ最近のゴールデンウィークの過ごし方だ。

 

 ゴールデンウィーク期間中も一生懸命働いている人もたくさんいるし、目標に向かって勉強等して頑張っている人もいる。

 私も、今の職業の資格試験に受かる前は、ゴールデンウィークはまとまった時間が取れる貴重な学習時間であったことから、妻や子供に悪いなと思いながら、子供二人を妻にまかせ、予備校や図書館でひたすら勉強に励んでいた。

 

 ゴールデンウィークにどこかに出かけたりして、楽しく過ごすことは、日常のストレス等から解放され、心身ともに良いことではある。しかし、一方、いつも面白おかしく休日や休暇を過ごしているだけでは、「普通」の範疇の枠外に飛び出すことは困難である。バブル崩壊以降、日本人の「普通」のレベルはどんどん落ち続けている。普通から飛び出し、自分自身の生き方、つまりオンリーワンの生き方をしたければ、ある程度自分自身に負荷をかけるようなことをしないと、望みはかなわない。

 

 40代、50代と歳をとってくると、自分自身を変えることが困難になってくる。できるだけ若いときから、学ぶ習慣をつけて、楽な方に流されず、オンリーワンの生き方で食べていけるように精進する人が増えてほしいと思っている。