負けパターン

 先日、大学を卒業した息子の引っ越しの手伝いに行ってきた。荷物を運んでいたら、その中に麻雀パイが混じっており、息子も麻雀をやることに気付いた。

 

 私の学生時代はインターネットが登場するはるか以前で、今と比べて娯楽の種類が限られていたこともあり、麻雀はけっこう流行っていた。私は月に1、2回たしなむ程度で、レベルは初球から中級程度であったと思われる。

 

 麻雀が多少打てるようになり、回数を重ねていくと、自分自身の負けパターンに気が付いた。

 学生の麻雀はたいてい徹マン(徹夜マージャン)で、朝方まで続くのが普通であったが、私は多くの場合、朝方に負けが込んだ。午前3時頃までは集中力が続き、大負けすることはなかったが、空が白み始めると、内臓の辺りが重くなってきて疲れを感じ、集中力が途切れて大放出するというのが典型的な負けパターンであった。朝方になればなるほど投げやりになっていくのを自分でも感じていた。

 

 徹夜というのが苦手である。完徹をしてしまうと、その後1週間位は体調に影響がでてしまう。睡眠時間は1日平均7時間程度取っており、睡眠時間が少ない状態が1週間位続くと、頭の中に疲労の塊ができてくる。何日も徹夜したり、1日の睡眠時間が4時間位の人の話をよく聞くが、体質の差なのであろうか、根性の差なのであろうか、私には無理である。ナポレオンの睡眠時間は3時間と言われているが、凡人の私は7時間寝ないと残りの17時間を快適に過ごせない。

 

 睡眠時間は非常に個人差が大きく一概に言えないが、私は自分の負けパターンに陥らないように、必要な時間を確保するように心掛けている。